黄檗宗・閑臥庵
12月4
京の都への入口「京の七口」の一つ「鞍馬口」にある黄檗宗のお寺・閑臥庵は、王城鎮護のため御所から東北の方角にある貴船の奥の院より鎮宅霊符神をこの地に歓請したのが始まりです。「鎮宅霊符」とは文字通り、「家内安全のおまじないのお札」のこと。
祀られている北辰鎮宅霊符神は、十干十二支九星を司る総守護神であり、陰陽道の最高の神様なのだそうです。
絵師・伊藤若冲が十二支をあのメリハリの利いたタッチで描いた版木を所蔵しており、それをもとに作られた各干支のお札を購入する事ができます。
黄檗宗の精進料理として知られる「普茶料理」を味わえるのもここの魅力の一つ。なんと、一面の窓から庭の紅葉を臨むバーカウンターまであるのです。
そろそろ紅葉の色も真っ赤に染まり、蒼い苔に散紅葉が映える頃でしょうか。