台湾の「高雄」
5月22
実は、先日まで台湾に行っていました。
南部には台湾第二の都市「高雄市(カオション)」と呼ばれる国際湾岸都市があります。
もともと先住民・平埔族マカタウ族の言葉で「ターカウ(竹林)」が語源と言われ「打狗」という漢字があてられていた地名を、日本統治時代の1920年に、日本語の発音が近い「高雄」に改称されて現在に至ります。
日本にも「高雄」「高尾」と呼ばれる地名はたくさんありますが、その中でも京都の高雄から名付けられたものだとか。
熱帯気候の港街・高雄市と、山深く夏でも市内より涼しい京都の高雄とでは全く印象が異なりますが、京都の高雄の地名は水を司る「高おかみ(雨かんむりに口三つ、その下に龍と書く漢字)」という神様から由来しているという一説もあり、共通しているのは「水」でしょうか。
高雄の川床桟敷で人々が森林浴とお食事を楽しんでいるように、高雄市の愛河の畔では、オープンカフェや公園でくつろぐ現地の人々の姿がありました。