伏見稲荷大社・薬力社
5月7
「稲荷祭(還幸祭)」で稲荷大神が伏見稲荷大社へ帰社したので、再び稲荷山の奥にある「薬力社」を目指しました。
「薬力さん」は無病息災、薬効、薬害防止、健康長寿などを祈願するところ。珍しく親子の狐一対の石像があります。
そばには打たせ湯の様な「薬力瀧」があり、滝行もできるようになっているようです。
ご神水は手押しポンプの井戸から汲む事ができますが、向かいで塚守をしている茶店に頼むと、薬力瀧の水を漉したもの(飲用可)を分けて頂く事ができます。
お水のお礼にのど飴を購入すると、商品の上で火打ち石を打ちながら(本当に火花が散ってびっくり)「すぐそこのおせき社に御供えしてから食べて下さいね」とのこと。
こちらは歌舞伎役者や花街の人々など喉をよく使う職業の人や、咳、喘息などの疾患がある人がよくお参りするそうです。
全国から葉書で祈願する人もあり、お社の柱に郵便受けがあるのがユニーク。
何事も身体が資本!稲荷山巡りでここを通りかかったら、ご神木にも触れていって下さいね。
[...] 湧水のある神社に行くと、ご神水を頂けたりしますね。そのお膝元にある飲食店でも、ゆかりのお水を使ったお茶やコーヒーが提供されたりしています。 伏見稲荷大社の山頂へと続く道中にある薬力社の茶店で、「稲荷山の湧水を使った本格エスプレッソコーヒー」(400円。本日のお菓子とのセットメニューもあり)が新登場していました。期間限定での試みだそうです。 いつもお水を無料で分けて頂いているお礼のつもりで注文すると、好みの淹れ方を尋ねられたので、カプチーノでお願いしました。 濃厚でクリーミーな泡も、その下のコーヒーも豆の香ばしさが引き出されて美味しい。これは豆がいいのか、それともやはりご神水が良いのか。お腹がぽかぽかと温まりました。 初詣には規制がかかる程人気の伏見稲荷大社では、大晦日から参拝客が増え、開門と同時に真夜中でも山頂を目指す人が一斉に押し寄せるのだそうです。 [...]