祇園囃子と共に、京で連日流れる原由子さんの新曲「京都物語」。
クラシカルな歌謡曲調のメロディーに乗せた桑田佳祐さんの詞に「花灯路」という言葉があるのがなんだか新鮮です。
過去にリリースされた「鎌倉物語」と比べると、恋愛描写はより抑えられ、歌詞のあちこちに散りばめられた京都の名所や時の流れを表した歳時記の陰に押し隠してしまったかの様です。
「また行きたい」「もっと知りたい」。京への旅の誘いは、恋心にも似ているのでしょうか。
今年も祇園祭の宵山、山鉾巡行の後に、連休が続きます。
微熱にも似た真夏の闇夜。揺れる無数の提灯に導かれ、また京都へ。