香りに乗せて
6月21
先日、一通のお礼状を書き上げた後、ふと思いました。
「何か京都らしい雰囲気を出せないものか?」。
品物を添えるのは大袈裟になるし、かといって紙と文字だけじゃ物足りない…。
そこで、露桔梗の香りの文香を封筒に偲ばせる事にしました。
小さな紙にお香を挟んだ文香は、手紙を開いた瞬間からその香りを漂わせ、
「ああ、京都での思い出が蘇る…」なんて事になっているといいのですが。
手紙を読み終えた後の文香は、名刺入れに入れておくという使い方もあるようですね。
字が下手でも、文章を書くのが苦手でも、この香りのひとひらを添えると気持ちが伝わるような気がします。
メールや電話では伝わらない、日本古来のコミュニケーション方法ですね。