アートとしての生物
3月23
『東京・六本木ヒルズで反響を呼んだ「スカイアクアリウム」が、“金魚”をテーマに大丸京都店(29日まで)で開催されています。
金魚は、突然変異と交雑の繰り返しの中で人間が「観賞用の魚」として人工的に作り出してきた「生きる芸術品」。殆どの品種は水槽の中でしか生きられません。
美しい尾びれをなびかせるものや、頭部に大きなこぶや房があるもの、目が飛び出しているもの。人間に置き換えると少し恐い気もしますが、隣の水槽を覗いている人からは「きれいだね」「かわいいね~」という歓声が溜息と共に漏れています。
これが「アート」であるがゆえに、人々の受け取り方は様々です。
しかしながら、生き物を絵画の様に演出させる技術は、繊細な管理能力の上でこそ成り立ち、簡単には真似のできない芸術だと思います。
撮影は許可されていますが、うっかりフラッシュを焚かないようにご注意下さいね。