割烹は面白い
9月18
「京旬菜 こう庵」で今年初めての土瓶蒸しを頂きました。名残の鱧入りです。 ここはカウンター越しの調理場が広く取られていて、目の前の板前さんが様々な形の包丁で巧みに魚をさばき、早業で鮮やかにお造りを盛りつける姿がよく見えるので、思わず見入ってしまいます。 板前さんは、大きくて長〜いまな板に向かって、夢中で調理しているのにも関わらず、度々振り返り暖簾の奥に向かって「そろそろ揚げもん出して」と指示を出しているのには驚き。 素材と鮮度、味と盛りつけ、スピードとタイミング…京料理は奥が深い。