電線は日本の風景?
8月7
アレックス・カー著『美しき日本の残像』を読んで気づいた事があります。
世界各地の観光地と見比べると、私達の国には電信柱と広告看板がいっぱい。日本に憧れてやって来た外国人観光客の多くが失望するのだそうです。 私達は、今まで田園風景を見ても、それらが視界に入る事が当たり前過ぎで気にならなかったのです。
「観光都市・京都」のこれまでの都市開発のやり方は、周囲とのバランスにまだまだ無頓着でした。 本当の近代化、先進技術とは、物質的な豊かさを得るだけではなく、本来自分達が持っていた心の豊かさや美意識と、現代の生活スタイルとを上手く適合させる 技のことなのではないでしょうか。