e-kyoto「一言コラム」

ガイドブックには載っていない、スキマ情報をご紹介していきます。

鶴澤探鯨

10月30

「近世京都の狩野派展」(10/24で終了)を観に行ってきました。
狩野派と言えば狩野探幽や山雪、狩野松栄・永徳親子等が有名ですが、個人的には鶴澤探鯨の作品が印象的でした。
左右にそれぞれ鶴と亀が描かれたおめでたい趣向の屏風なのですが、そのグロテスクな程の数の多さに「おめでたすぎる…」と圧倒されてしまいました。
しかも一匹の亀の口から竜巻が出ているのです。何かエピソードがあるのかもしれませんが、これはツボにきました。
芸術は理屈ではなく、「好きか嫌いか」「気になるか無関心か」というものだと思います。
特別拝観目白押しの今、是非「気になる」芸術家・作品を京都で探してみて下さい。
2004年10月30日 | イベント

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