京の遊郭
10月18
小雨の降るお昼間、とある遊郭跡を探検して来ました。
ひっそりと昭和期の臭いを残すノスタルジックな町並みには、タイルが敷き詰められた外壁、ステンドグラス、窓から覗く男性の視線、どこからともなく現れ消えていく和服の女性の姿が…。
噂によると、毎月5日から5日間は、歌舞練場を出入りする女性の姿が見られるとか。
カフェ「efish」の店員さん曰く「遊郭にある金魚の水槽には“うちには可愛い金魚(女の子)が居ますよ”という意味があるそうです。」。
実際に幾つかのお茶屋のそっと開いてある玄関の向こうには、水槽があり、金魚がゆらゆらと泳いでいます。
写真に収めようと思いましたが、誰かが出て来そうな気がしてシャッターを切る事ができませんでした。
[...] 高瀬川沿いの五条より南の辺りは、10年程前まで「五条楽園」との看板のかかった現役の遊郭でした。 現在は、お茶屋だった町家やビルを改装したゲストハウスやカフェ等ができてきて、様変わりしつつあるようです。 [...]