叡山ケーブルと叡山ロープウェイ
秋景色を求めて、今年は叡山ケーブルと叡山ロープウェイを乗り継いで比叡山山頂へ。
紅葉の見頃は既に過ぎていましたが、山頂へと導くロープウェイでの空中散歩(約3分間)では、どこまでも続く真っ青な空の透明感と、一部が茜色に染められた山間が一面に広がり、車内は人々の歓声であふれました。
下車後、山道の途中には廃墟となった「比叡山人工スキー場」があり、ゲレンデには雪の代わりに薄が白く揺れていました。そのボロボロのロッジさえも懐かしく、思わずガラス戸越しに中を覗くと、レンタルのスキー板や備品が残されていて、しばし興奮。
ガーデンミュージアム比叡では、バラ等見頃の花は余り残っていませんが、この時期は半額で入園できるので、喫茶と展望台を目的に入園。
毎日お日様と共に暮らしているのに、夕陽がゆっくりと沈む瞬間を眺めたのは本当に久しぶりのこと。寒さなんてどこに置き忘れたのでしょうか、すっかり身体の中の空気もまっさらに入れ替わりました。
帰り道、26度の傾斜をゆっくりと降りるケーブル(約9分間)の前方車窓からは、碁盤の目状に光り輝く京の街の夜景を観る事もできました。