隠れた藤の名所
4月11
妙心寺の塔頭・長慶院で観藤会が3日間だけ特別公開されていると知り、その日のうちに飛んで行きました。
初めて訪れるお寺の敷居を、心躍らせながら跨いで進んでいくと白い藤が出迎えてくれました。
と同時に「ぶーん…」。
大きな熊蜂が何匹も藤の周りを飛び回っていたので、そこを通り抜けるのはちょっとした試練でした。
客殿に入ると、眼前に広がる白や紫の藤の木々。数メートルは離れているのに、濃厚な香りに包まれました。
棚からぶら下がっているのではなく、下から花を持ち上げるような逞しい藤の樹。
拝観料を払おうとすると、「ご志納を賽銭箱にお納めください」とのこと。
藤の墨絵をあしらったご朱印等が有料で受けられるほか、お茶と藤を模したきんとんまで提供されていました。
SNS効果でしょうか、意外にもたくさんの人が撮影に興じていましたが、皆さん互いに真ん中のベストポジションを譲り合いながらとっておきの景色を撮っていた姿が微笑ましい。
たっぷりと蜜を吸った大きな蜂たちの羽音もなかなかの迫力ですが、彼らは蜜を集めるのに夢中なので、
恐れる必要は無いのかもしれませんね。
1600年創建という長慶院では、他にも様々な催しをされているそうです。
またちょくちょく公式SNSを拝見するといたしましょう。