e-kyoto「一言コラム」

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ご馳走系パフェでエネルギーチャージ

4月5

tukuru   京都御苑でのお花見の前に立ち寄ったのが、「お菓子 つくる」。
店内は6席のみなので、グループのお客は揃ってからでないと並ぶ事はできません。なので、「おやつ」と言われるランチタイムの営業の1時間前から人が並び始めていました(テイクアウト利用の場合は入店できます)。
今回のお目当ては「イートンメスな苺パフェ」。
「イートンメス」とは、メレンゲにホイップクリームや果物を混ぜて作ったイングランドの伝統的なデザートのこと。

目の前でパフェが作られていく様を見られる割烹スタイルで、スタイリッシュぴかぴかにで手入れの行き届いたキッチンやカトラリーも見どころです。
先立って、「デザートの前のデザート」と飲み物(2種選べます)が出されました。
吉野屑で作られた豆腐やピンクレディという名のりんごと金柑の上に、大原キャベツが春らしい若々しい緑を添えています。

公式インスタグラムにパフェの手描きの図解が紹介されていたのですが、
てっぺんのイートンメスの下には、多重な層の合間も彩る大きな粒の苺(やよい姫)、香ばしくて歯ざわりの良いメレンゲ、カモミールのクリーム、散らした可愛らしいハコベの葉(春の七草の一つ)、アニス 東方美人のシロップ、噛むと洋酒がじゅわっと染み出すサヴァラン、東方美人のゼリー、カルダモンとカキドオシのおもち、生口島レモンアイス、最後に練乳ミルク。
一つのパフェが完成されるのにどれだけの労力と試作がかけられているのか想像できますね。

重なる色彩とボリューム感、交互に現れる食感の違いを楽しめるのがパフェの魅力。
クリームはノンシュガーか、もしくは上質な砂糖で甘さをだいぶ抑えてあるようで、色んな食材が入っていてお腹が満たされても重くありません。
壮年の男性がドリンクを飲みながらパフェの完成を気長に待つのも頷けます。
パフェと共に人気のフレンチトーストを注文したおひとり様女性もいましたが、いつの間にか両方のお皿をきれいにして先にお店を後にしていました。

もともとパフェは大好物で、これまで生クリームのたくさん入った甘くて背徳感たっぷりのパフェを疲れた時のご褒美にしていましたが、今回のご馳走系パフェは、自分へのエネルギーチャージになりました。

2022年4月05日 | お店, グルメ

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