e-kyoto「一言コラム」

ガイドブックには載っていない、スキマ情報をご紹介していきます。

京都観光に天気予報を活用する

12月17

tenki もうすぐクリスマス。イルミネーションイベントの日の空模様や降雪の有無など、お天気が気になる人もいることでしょう。

気象予報士と京都検定1級の資格を持つ京都観光ガイド「京都旅屋」の吉村晋弥さんに、天気予報を活用するこつを教えて頂きました。
今日、色んな天気予報サイトがありますが、ここではそれらの元データとなっている気象庁のホームページでのお話です。
コンピューターが出すデータから、短期予報は一日3回、週間予報は一日1回の11時のみ、2週間予報は14時半頃、1ヵ月予報は木曜日、3ヶ月予報は毎月下旬の25日頃に更新されているそうです。
特に、最新情報をチェックするなら、朝5時と17時に注目するのが良いようです。
ここ数年の台風被害は深刻なもので、気になる人は4、10、16、22時の情報や、海外の台風予報を参考するのも手です。
日本では円形で表示されますが、他のサイトではこれまでの進行履歴を地図上に線で表しているものもあるそうです。
普段私達が「風が強いな」と感じるのは、風速5m/秒程から。風速が2倍になると、その圧力は2倍ではなく2乗の4倍となるので、気を付けて欲しいとの事でした。
ゴルフをする人からの「降水量1ミリとなると、一体フィールドはどういう状態なのか?」という質問には、「1平方mの地面に1リットルの水を撒いた様なイメージ」。とても分かりやすいですね!
コンピューターがはじき出すとは言え、気象予報士の判断次第で、工事現場や高速道路で除雪車やその為の資材を発注するなど、多額のお金が動くという責任も発生します。
私達が毎日目にしている予報は、気象予報士が銘々に頭を悩ませながら発せられているものなのです。
当然ながら、空模様を知りたい日が遠ければ遠い程予想が難しくなるので、気象庁ホームページでは「信頼度(A、B、C)」というユニークな項目が設けられており、例えば
「くもり 確率40% 信頼C」という判定があれば即ち「分からない」という事なのだという面白い裏情報も教えて頂きました。
丹波太郎」「山城次郎」「比叡三郎」という京都独特の気象用語も話題に登り、大いに盛り上がりました。
2019年12月17日 | イベント

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