春と秋、同じ場所を訪れる
11月26
桜や紅葉の季節になると、気候に左右される上に行きたいところの方角がバラバラでいつも悩みます。
今回は、春に訪れて紅葉の並木が気になった「平安郷」に再び訪れる事にしました(24日で終了)。
きれいに整えられた竹林が続く参道を進むと、遠くに色付いた木々が見えてきます。
同じ場所を春と秋に訪れると、それぞれ異なる場所が彩られていて面白い。
広沢池に沿って「もみじのトンネル通りぬけ」があり、頭上には赤蒼黄色の紅葉のグラデーション、足元には若草色の苔や常緑樹の濃い緑色で包まれます。
まさしく「頭上漫々脚下漫々」。
平日だったためか人影もまばらで、ひんやりとした澄んだ空気と砂利道を踏みしめる音が心地よく響きます。
観光シーズンの京都はどこも人でいっぱいだというのに、こんなに手入れされた広大な庭を静かに歩けるなんて、しかも入場無料とは申し訳ないくらい。
お弁当を販売していた売店で、栗がごろごろ入った赤飯に食欲をそそられ、お土産にして帰路につきました。