e-kyoto「一言コラム」

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色とりどりのリボンを結んで

11月6

ribbon 京都高島屋で特別展『「りぼん 250万りぼんっ子 大増刊号」』が開催中です。
大河漫画とも言うべき池野恋先生の『ときめきトゥナイト』など、ちょうど自分や妹が読んでいた頃の作家の作品が中心だったので、付録の数々がとにかく懐かしい!
紙やビニールといった限られた素材ながら、レターセットや小物入れなど、女の子にとって実用的な工夫が凝られていたのを子供ながらに感じていました。実家の部屋を探せば、まだ思い出の付録が出てくるかもしれません。
女性客のお連れの男性達は、付き合いで同行しているのだろうと思いきや、物語の登場人物の話をしていたりして、結構男性の読者も一定数いるのだと気付きました。
ひときわ知名度の高い「ちびまる子ちゃん」のコーナでは、誰しも原作アニメそれぞれの笑いが再び込み上げてくるはず。
基本的に殆どの展示が撮影も可能で、人気作家たちがこの展覧会の為に書き下ろしたカラーイラストが嬉しい。
『ハンサムな彼女』や『ママレードボーイ』の吉住渉先生がカラーイラストを描く様や、『有閑倶楽部』の一条ゆかり先生からのメッセージ動画も流れます。
『りぼん』と言えば、可愛らしい丸いお目目に、半楕円形の口元の女の子を連想させ、それらは現在の『りぼん』の漫画にも受け継がれていましたが、岡田あーみん先生の『ルナティック雑技団』や柊あおい先生の『星の瞳のシルエット』やジブリ映画にもなった『耳をすませば』等のそれぞれの作風を見ていると実に個性が際立っていて、まさに黄金期と呼べる時代に、毎月楽しみにリアルタイムで読んでいたことが幸福だったのだと感じました。
長蛇の列をなすミュージアムショップは時間の都合で泣く泣く諦めましたが、京都高島屋内で使えるお買い物優待券も頂けたので、『りぼん』展はお買い物の前に立ち寄るのがおすすめです。

2019年11月06日 | お店, 芸能・アート

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