e-kyoto「一言コラム」

ガイドブックには載っていない、スキマ情報をご紹介していきます。

商店街の片隅に

10月2

nisi 出町桝形商店街の中を少し進み、左に抜ける小道を出たところに、「御料理 西角」があります。
最初に運ばれたプレートに先附が9種類も乗っていて、少しずつ季節の味わいをつまめば、会話も弾みます。
季節の蒸し物と甘鯛がここのお得意のようで、素材の香りをまとった温かいあんは、少し肌寒くなってきたこれからの季節の身体に溶け込んでいくようです。
シンプルで上品な店内には割烹の様なカウンター席と、奥に4人掛けのテーブル席が幾つかあり、お座敷もあるようで、瀟洒な風情と食事の印象がぴったり合っていると感じました。
店頭のお品書きによると、コースだと一人当たり7~8千円とありましたが、お酒を飲まずに丼もの等の単品注文にしたので、二人で8500円くらいでした。
何度も商店街の周辺を歩いていながらここの事を全く知らず、聞けばお店を構えてから既に50年近く営業しているとのこと。

ちなみに、お店のそばの商店街の角には、元立誠小学校にあった「立誠シネマプロジェクト」が移転し、本屋やカフェ等を併設した映画館「出町座(仮名)」が開業予定なので、ますます奥深いエリアとなりそうです。

2017年10月02日 | お店, グルメ

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