天神さんの「泣き相撲」と「御手洗祭」
8月17
「京の七夕」の会場のひとつ、北野天満宮では「北野七夕祭」(16日まで)が行われていました。
「北野天神泣き相撲」では、立派なまわしを付けた生後5~6か月から2歳までの赤ちゃんが、お父さんやお母さんに抱かれて神楽殿に「土俵入り」。
にこにこ顔の行司さんを挟んで向き合うやいなや、母親にしがみ付いたまま振り向かなかったり、見合う前から顔を真っ赤にして大声で泣き始めたり。
相撲になっているのかいないのか、なんともかしましい状況でしたが、これは泣いた方が勝ちとされています。
なんせ赤ちゃん達が主役なので、「え~次の取り組みですが~まだ現れませんね。」と、大人の思惑通りに進行しない事もありますが、そこは観客もおおらかに見守っていました。
「御手洗川足つけ燈明神事」の方は、週末にも関わらず、昼間だととても空いていて驚きました。
京都に住む知人達にもまだ十分には浸透していないようで、
「天神さんでも御手洗祭があるのん?下鴨神社のは行きそびれたから、そっち行ってみよかな」という調子です。
濡れた足のままで歩き、靴を着脱するための床几やすのこ、頭上のテントからはドライ型ミスト装置も設置されていたので、小さな子供を連れた家族連れでものんびりと楽しめていたようです。
未知の体験におびえたり、冷たい水に驚いたりはしゃいだり。その瑞々しい桃の様な頬が小麦色に焼けるまで、子供達の夏はあともう少し、続きます。 動画はこちら。