e-kyoto「一言コラム」

ガイドブックには載っていない、スキマ情報をご紹介していきます。

現代人の特権

5月8

nishi 連休中は一旦休止されていた「西本願寺花灯明 ~夜の参拝・特別拝観~」が、9日より再び期間限定で始まります。
入場料の代わりに熊本地震の災害義援金を志納するのですが、入り口で記念冊子(記念しおりや龍谷ミュージアムの割引引換券付き)が一人ずつに手渡されます。
これを袋に入ったまま見学している人がたくさんいましたが、それでは勿体無い!袋の中には拝観ルートの解説も同封されているので、予め一読して散策される事をおすすめします。
伽藍が整備された当初は、篝火や蝋燭で灯された様もきっと美しかった事でしょうが、ライトアップという形で金箔や水鏡が輝く光景を拝める事は、天下人の秀吉さえ叶わなかったことであり、私達現代人の特権とも言えます。
国宝の唐門や北能舞台、鴻の間や白書院などは、まさに「荘厳」の一言そのもの。しかしながら、ソテツが南国の景色の様にあちこちににょきにょきと聳え立つ特別名勝の「虎渓の庭」は京都の庭園としては非常に珍しいものでした。
ちなみに、屋内でも扉は開放されて風通しが良いため夜は少し肌寒いので、調節しやすい服装で春の宵歩きをお楽しみ下さい。
また、取材当時(5/1)は、境内の仮設フードコート「本願寺 おてら かふぇ&まるしぇ AKARI」は、飲み物と甘味のみの営業だったので、お食事でご利用の際には事前にお問い合わせ下さい。
フェイスブックの方では、会場から徒歩圏内で立ち寄った飲食店をご紹介しますね。

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