e-kyoto「一言コラム」

ガイドブックには載っていない、スキマ情報をご紹介していきます。

日本の手仕事を日常に

3月29

ruban  春に新生活を迎える人、または模様替えで気分を新たにしたい人は多いと思います。
部屋の中に和風のテイストを加えたいと思ったとき、最も取り入れ易いのが生活雑貨ではないでしょうか。最近訪れたお店をご紹介します。
明治45年創業、京都で生活用品卸しを営んできたカワタキが、「川端滝三郎商店」を初めて構えました。錦市場にもほど近く、京都のみならず日本全国の手仕事を日常に取り入れる事のできる40社以上もの調理器具や雑貨が揃っています。
また、そこから麩屋町通りを北へ上がって行った「瑠万Ruban」は、カフェ利用もできます。内外に数寄の風情あふれる町家で、古美術商をされていた方のものと聞いて納得。
高級過ぎずカジュアル過ぎず、女性目線だけれど「カワイイ」に傾寄らない塩梅の品揃えで、良いものを見てきた若い女性店主が、人にお勧めしたい物を紹介しているという印象を受けました。
店主本人も出産したばかりという事で、赤ちゃんグッズやこだわりの調味料も見受けられ、水引教室夏着物と浴衣の販売会等も企画されています。
日常生活においては、安価で気安く使える工業製品も使用していますが、人の手で作られたものは素材も様々で手触りも異なり、物を大切に扱う気持ちが美しい所作を生み、「心を潤す」力があると感じます。

2016年3月29日 | お店, 和雑貨, 町家

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