考えて、試して、美味しくする
どちらかと言うと紅茶党で、珈琲については素人なのですが、「珈琲を美味しく淹れたい!」という願望はありました。
いつもはミルクも砂糖も入れないと飲まない自分が、ストレートで飲んでも美味しいと感じたお店は、残念ながらいずれも淹れ方教室をしていなかったので、珈琲の焙煎家・オオヤミノルさんによるドリップ講座を受けてみる事に。
ご本人は美山の山里で焙煎をしているそうですが、今回の会場は「KAFE工船」です。
珈琲豆の焼き加減の浅いものと深いもの、荒挽きのもの、量や温度による違いを、実験の様に繰り返しながら、自分の好みを探ります。
参加者は男性が多く、同業者の方もいました。そのせいかオオヤさんの話題もマニアック(下ネタ注意!)、一見脱線しているかに思えますが、珈琲に限らず食品全般、また珈琲を取り巻く世界の経済情勢に対する造詣の深さも話の端々から感じ取れます。
何より「珈琲の淹れ方のマニュアル」を知る以前に、「自分好みの珈琲豆の焼き具合、挽きの細かさ、好みの焙煎家・店」をよく把握する事が大切なのが分かりました。
それらの要素を変える事でどんな風に味わいが変わるのかを知れば、同じ豆を使っていても、飲んで欲しい相手の好みに調整する事も可能だからです。
「ほぼ水分ゼロの植物の豆を砕き、水を加えてジュースを絞るという調理の行為である事を意識する」。
オオヤさんの講座は2時間以上時間オーバーになるのが常らしいので、参加する場合は他に予定を入れずにめいっぱい質問をして有意義な時間にして下さいね。
25日の天神さんにも出店されているそうですよ。