国民文化祭・京都2011「植物園大茶湯」
11月7
京都府内のあちこちでが開催された「国民文化祭・京都2011」。どこに行こうか迷うほど濃厚な9日間はあっという間に過ぎていきましたが、皆さんは楽しまれましたでしょうか?
主要事業のうちの一つ「植物園大茶湯」は、豊臣秀吉が開いた「北野大茶湯」のように、誰もが自由に抹茶や煎茶、紅茶やハーブティーを楽しめる大茶会でした。
比叡山を借景にした海外留学生と京の女学生による正統派のお茶席では、茶の湯に向き合う真摯な姿勢に、こちらの背筋が伸びる思い。
カナダ人茶道家・ランディー・チャネルさんのお茶席も人気で、ホワイトチョコにきなこやメープルシロップを練り込んで茶巾絞りにした創作和菓子は、嬉しい驚きでした。
泉涌寺悲田院を拠点とする煎茶道東仙流による煎茶席では、湯呑みに茶葉が入った茶を、蓋をずらして頂く「啜り茶」というものを初めて体験しました。
一席300円とリーズナブルながら、それぞれに工夫を凝らしてあり、来場者も笑顔で広い芝生やバラ園、コスモスの中を巡っていました。
国民文化祭は閉幕しましたが、文化の町・京都ではまだまだ色んな催しが毎日どこかで行われています。